バイクを乗っていると、添加剤の話をよく耳にすると思います。
エンジンの性能を最大限に引き出すため、また長持ちさせるためのケアとして、多くのライダーがガソリン添加剤の使用を検討しています。
しかし、「本当に効果があるのか?」「どのように使用すれば良いのか?」といった疑問や不安を感じている方も多いです。
この記事では、添加剤の真の効果と、その最適な使用方法について徹底的に解説します。
初めての方から経験者まで、添加剤に関する知識を深めるための情報をお届けします。
バイクのケアやメンテナンスに関心のある方は、ぜひ最後までお読みください。
添加剤とは?バイクにおける役割と効果
添加剤は、ガソリンやエンジンオイルの性質を改善するために開発された化学物質のことを指します。
これらの添加剤は、エンジンの性能を向上させる、燃焼を助ける、燃料の安定性を保つ、エンジン内部の汚れを防ぐなどの目的で使用されます。
バイクにおいて、添加剤は以下の役割と効果を持ちます:
- 燃焼効率の向上: ガソリン添加剤は燃焼室内での燃料の燃焼を助け、エンジンの出力を向上させることができます。
- エンジンのクリーニング: 一部のガソリン添加剤は、エンジン内部の汚れやカーボンの堆積を取り除く効果があります。
- 燃料の安定性の保持: 長期間保存されるガソリンの品質を保つために、ガソリン添加剤が使用されることがあります。
- 冷気始動性の向上: 低温下でのエンジンの始動性を向上させるための添加剤も存在します。
ガソリン添加剤の使用は、バイクのエンジンの寿命を延ばすだけでなく、燃費の向上やエンジンの性能を最大限に引き出すための重要な手段となります。
バイクの燃費や性能に影響を与える主な要因
バイクの燃費や性能は、その日常的な使用やメンテナンスの方法によって大きく変わることがあります。
以下は、バイクの燃費や性能に影響を与える主な要因を詳しく解説します。
- エンジンの状態: エンジンの状態は、バイクの燃費や性能に直接的な影響を与えます。定期的なオイル交換やエアフィルターの清掃、スパークプラグの交換など、エンジンのメンテナンスを適切に行うことで、エンジンの効率を高め、燃費を向上させることができます。
- タイヤの状態: タイヤの摩耗や空気圧の低下は、燃費の悪化やハンドリング性能の低下を引き起こす可能性があります。タイヤの適切な空気圧を維持し、摩耗したタイヤを定期的に交換することで、燃費や性能を最適化することができます。
- 運転方法: 急加速や急ブレーキ、高速での長時間の走行など、運転方法によっても燃費や性能に影響が出ることがあります。スムーズな運転を心掛けることで、燃費を向上させることができるでしょう。
- 外部環境: 外気温や風向き、道路の状態など、外部環境もバイクの燃費や性能に影響を与える要因となります。特に冬場の低温や雨天時の滑りやすい路面は、燃費や性能に悪影響を及ぼす可能性があります。
これらの要因を理解し、適切なメンテナンスや運転方法を実践することで、バイクの燃費や性能を最適化することができます。
バイクの状態を定期的にチェックし、必要なメンテナンスを行うことで、長く快適にバイクを楽しむことができるでしょう。
バイクにガソリン添加剤は必要?効果は?
バイクや車のエンジンは、走れば走るほどカーボンなどの汚れが蓄積していきます。
外からはエンジンの内部は見えませんが、確実に汚れていきます。
新車の状態であればガソリン添加剤はもちろん必要ありません。(予防的に使うことに問題はありません)
ですが、10000kmを超えてくるような車体になるとエンジン内部は汚れてきます。
エンジンを分解して、洗浄もしくはオーバーホールすれば汚れはなくなりますが、費用的に現実的ではありません。
燃焼室のみ (ピストンなど)10〜20万円
フルオーバーホール 30〜50万円
10000km程度ではオーバーホールする必要はありませんが、30000kmを超えるようになるとオーバーホールが推奨されます。
オーバーホールが必要な理由は、汚れの蓄積と金属部品の摩耗などです。
では汚れや、摩耗ををなるべく少なくしたいですよね?
そこで活躍するのが、添加剤です。
添加剤は万能ではありませんが、走行距離の伸びたバイクのエンジンを手軽に快適に保つためのものです。
添加剤にはどんなものがある?
添加剤には種類があります。
どんなものがあるのか説明します。
ガソリン添加剤
ガソリンに添加して使用します。
ガソリン添加剤には種類があります。
①エンジンの保護: バイクのエンジンは、高回転で動作することが多いため、摩耗や汚れが生じやすいです。バイク専用のガソリン添加剤は、これらの問題を解消する成分を含んでいます。
②燃焼効率の向上: バイクの燃焼室は小さく、燃焼効率の向上が求められます。バイク専用の添加剤は、燃焼効率を高める成分を配合しています。
汚れを落としたい場合は①のものを選びましょう。
エンジン保護の目的の添加剤を選ぶ際には、PEA(ポリエーテルアミン)濃度の高い添加剤を選ぶ
PEAは、固まったカーボンを効果的に除去する成分として知られています。高濃度のPEAを含む添加剤を選ぶことで、エンジン内部の汚れを効果的に除去することができます。
エンジン添加剤
エンジンオイルに添加して使用します。
ガソリン添加剤とは違い燃焼室ではなく、エンジン内部のギア、クランクシャフト、クラッチなどの汚れを落とし、スムーズに動くようにするものです。
おすすめの添加剤
添加剤のもいろいろあります。
ご自身にあったものを選びましょう。
ワコーズフューエルワン
迷ったらこれ!
というくらい有名な商品です。
2サイクルにも4サイクルにも使えます。
使用方法:20L未満に使用する場合には1%を超えないように添加。
シュアラスター ループパワーショット
PEAとPIBAのダブル洗浄成分配合で燃焼室・インジェクター・吸気バルブに付着した汚れを除去。燃焼を促進。
燃費悪化やアイドリング不調の原因となる汚れを除去し、エンジンコンディションを改善させます。
使用方法:添加率0.4%~0.6%を守って使用。給油3回につき1回入れるのがおすすめ。
YAMAHA YAMALUBE
PEA(ポリエーテルアミン)を使用し、エンジン内部の燃焼室、吸気バルブ、インジェクター等に固定したカーボン堆積物(カーボンデポジット)を洗浄、除去し、エンジンのコンディションを回復させ、エンジン本来の性能を発揮させます。
使用方法:ガソリンタンク容量5リットル毎に15ccを注入してください。