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4ストジャイロキャノピーX駆動系ウエイトローラー交換を自分でやるやり方

ジャイロキャノピーの駆動系カバーを外した状態
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悩んでる人

ジャイロキャノピーまたはジャイロXを購入したけど、加速スピード、最高速が落ちてきた。

原因は?

自分で整備できる?

自分で作業した場合の作業時間は?

ウエイトローラーの交換は簡単なので、自分で出来ます。

走りに関わるところなので難しそうですが、難易度は高くないです。

私も初めは緊張しながらやりましたが、簡単なので自分でやっちゃいましょう!

✔️本記事の内容

  • 必要な工具やグリス
  • 駆動系メンテナンスのやり方
  • ウエイトローラーの交換方法

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ウエイトローラー交換に必要なもの

ウエイトローラー交換に必要な工具類
  • 純正ウエイトローラー
  • ウエイトローラーグリス
  • パーツクリーナー
  • パーツクリーナープラスティックセーフ
  • ラバープレテクタント
  • ジャッキ
  • プーリーホルダー
  • 12.7mmT型レンチスライドハンドル
  • 12.7mmレンチ用エクステンションバー
  • 12.7mmレンチ用の24mmソケット
  • ラチェット
  • エクステンションバー
  • 10mmソケット
  • 12mmソケット
  • 17mmソケット
  • 10mmディープソケット

純正ウエイトローラー

ウエイトローラーは純正のものを選びましょう。

駆動系のセッティングができる人は好みで選んでも構わないですが、基本的には純正部品を選んでください。

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ウエイトローラーグリス

ウエイトローラー、プーリーに塗る専用のグリスが必要です。

専用のものであればどんなものでも構いません。

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パーツクリーナー

パーツクリーナーはどんな物でも大丈夫ですが、ゴムがある箇所にはプラスチックにも使えるパーツクリーナーを使用してください。

通常のパーツクリーナーを使用すると、ゴムが劣化します。

ゴム部分が劣化してしまうと、オイル漏れの原因となりますので要注意です。

50ccのジャイロシリーズは、オイルの規定量が少ないため、オイル漏れはエンジンの故障の原因になります。

エンジンの寿命を長く保つためにもゴム部分、シール類の劣化は防ぎましょう。

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ラバープレテクタント

駆動系カバーを開けた際にゴムシール部分の劣化を避けるために使います。

持っておくと各整備を行う際に使えるので持っておきましょう。

ジャッキ

ジャイロ系は車体が重たいのでしっかりしたジャッキを選びましょう。

私は安定性を重視して下記のようなものを使っています。

パンタジャッキよりもジャッキをかけるポイントが自由ではありませんが、ジャイロ系には使えています。

プーリーホルダー

プーリーのボルトを外す際にプーリーが一緒に回ってしまうのを防ぐための工具です。

これがないとプーリーを外すことができません。

一つ持っておけば何回でも使えるので持っておきましょう。

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12.7mmT型レンチスライドハンドル、エクステンションバー

左側の後輪を外すための工具です。

9.5mmレンチでもいいですが、結構力を入れて締めるのでより強いものが安心です。

ラチェットよりもT型ハンドルの太めのものがいいです。

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12.7mmレンチ用24mmディープソケット

後輪を止めてある24mmナットを外すためのソケットです。

ここにしか使いませんが自分で整備するには必須のものになるので、持っておきましょう。

ディープソケットのものがいいです。

ラチェット、エクステンションバー、各種ソケット

スパナでは作業できません、ラチェットを準備しましょう。

DIYで整備するならラチェットセットを一つは持っておくといいですよ。

10mmディープソケットが必要になるので、ディープソケットセットがあれば便利です。

筆者はKTCの工具セットを使っています。

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ウエイトローラー交換のやり方、手順

まずは、車体後方にあるカバー類を外していきます。

赤丸2箇所のボルトを10mmソケットで外します。

座席下にある赤丸部分を10mmソケットで外します。

この三箇所のボルトを外すと黒色のカバーが外れます。

この時黒いカバーをはずして横にスライドさせて外側に出すのですが、荷台に引っかかって取り出せない場合は、サスペンションがへたっている可能性があります。

ホース類や配線などがあるので損傷しないように注意です。

カバーを外したら赤丸2箇所を12mmソケットで外します。

フェンダーカバーを外すとタイヤホイールの全てが見える状態になります。

これでタイヤホイールが外せる状態になります。

この状態から、赤丸のロックピンナットカバーを外します。

ジャイロキャノピーのフェンダーカバーを外した状態

ロックピンナットカバーを外した状態で、12.7mmT型レンチスライドハンドル24mmディープソケットを使ってナットを緩めます。

この作業はかなり力がいります。

なかなか弛まない場合は、鉄パイプなどをハンドルに刺してハンドルを延長してみてください。

延長することで、テコの原理が働き簡単に緩める事ができます。

    

ジャイロキャノピーのホイールナットを外した状態

ここまではジャッキアップしないで行います。

タイヤホイールをとめていたナットを緩めたら、タイヤホイールを外す前にジャッキアップしておいてください。

ジャッキポイントは赤丸部分です。

このU字の部分に当てます。

タイヤホイールを外すとこの状態になります。

次に赤丸部分を10mmソケットで泥除けを外します。

泥除けを外した状態になりました。

次に駆動系(ドライブベルト、プーリー、クラッチなど)が入っているカバーを開けます。

まずは、10mmディープソケットで赤丸のボルト10箇所を緩めていきます。

一番下の赤丸は写真ではボルトが見えていませんが、下側に隠れています。ここが泥除けを外さないと取れません。

一つのパーツに多数のボルトがついている場合は、緩めたり締めたりする際には対角の順番に緩めたり締めたりします。ちょっとした事ですが、歪みをなくすためにも心がけましょう。

外したボルトは場所によって長さが違います。

順番がわからなくなると大変なので、ダンボールなどに順番通りに刺しておいておきます。

マジックなどで起点になるボルトに印を入れておくと、取り付ける際に間違わなくて済みますよ。

ボルトを無くさないようにダンボールに刺している

カバーを外す前にリアブレーキケーブルを外します。

赤丸の部分を手で緩めます。

上の写真側が外れたら、赤丸部分にケーブルが入っているので、手で引っ張って抜きます。

ブレーキケーブルとボルトを全て外したらカバーを外します。

この時キックは外さなくてもカバー側についているので、外さなくて大丈夫です。

カバーが手で外れない時は、カバー後ろ側からプラスティックハンマーで軽く叩けば少しづつ外れていきます。

この時、強く叩かないように注意です。

カバーはアルミ製なので簡単に凹んだりします。

シャフトにも影響が出る可能性があるので、軽く叩きます。

ジャイロキャノピーの駆動系カバーを外した状態

次にシャフトを手で抜きます。

抜いたら下記写真の状態になります。

ジャイロキャノピーの駆動系カバーを外した状態

写真のようにプーリーホルダーをかけます。

プーリーホルダーがないとプーリーを外す事ができないので必ず準備しましょう。

プーリーホルダーをかけたら14mmソケットでナットを外します。

プーリーホルダーを抑えつつラチェットを回していく感じです。

ナットが外れたらプーリーのみ外します。

ジャイロキャノピーのプーリー

プーリーを外したらランプレートを外します。

この時逆さまにして外すと、ウエイトローラーが一気に全部落ちてくるので写真の状態でランプレートのみ外します。

ジャイロキャノピーのプーリーからランプレートを外した状態

ランプレートを外すとウエイトローラーが出てきます。

今回はこいつの交換です。

取り出して新品と比べてみました。

上が使用していたもの、下が新品です。

削れているのがわかります。

削れている状態だと、うまく変速できずにパワー、スピードが落ちます。

たったこれだけしか削れていませんが、出だし、最高速共に遅くなります。

私の場合重たいものを積む事が多いので余計に消耗が早いです。

ここまで削れるのに約2500km〜3000kmくらいです。

重たいものを積まなければもう少し長く使えると思います。

ウエイトローラー

ウエイトローラーを取り出して、パーツクリーナーでサッと綺麗にしておきます。

ジャイロキャノピーのプーリー

ウエイトローラーグリスをウエイトローラーに薄く塗って入れていきます。

この時プリー側のウエイトローラーを入れるところと、スライドピースが当たる部分にもグリスを薄く塗ります。

グリスを塗りすぎると、ケース内でグリスが飛び散って、ベルトが滑る原因になる場合があるので注意しましょう。

ジャイロキャノピーのプーリーに新品ウエイトローラーを入れた状態

ウエイトローラーには向きがあります。

写真右側をプーリーに入れる際に右側にします。

ウエイトローラー

下記写真を見ると車体に取り付ける穴が少しかけているところがあるのがわかります。

ここをしっかり合わせていきます。

ジャイロキャノピーのプーリー

写真のような感じで欠けている部分を合わせます。

ジャイロキャノピーにプーリーを取り付ける

カバーを閉じる前に赤丸部分にラバープレテクタントを吹き付けます。

ここが劣化するとオイルが漏れてくる事があります。

安い部品なのでカバーを開けるたびに交換してもいいですね。

あとは逆の手順で組んでいきます。

工具やグリス、パーツクリーナー類を持っている方は、ウエイトローラーのみの価格で交換できます。

2023年6月現在で約1500円程度で交換できます。

バイクショップに依頼すると数万円取るところもあります。

ジャイロ系は工賃が普通のバイクの1.5倍程度取られることが普通です。

自分で交換するなら時間は取られますが費用としては1500円程度で済みます。

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ウエイトローラー交換作業時間

ウエイトローラー作業時間は

初めてなら2~3時間程度

慣れていたら、1~2時間程度

でできます。

ちなみに私は工具やグリスなどの準備から全てで1.5時間程度です。

ちょっとした空き時間にできてしまうので自分で交換するのをお勧めします。

ついでにオイル交換もしておくといいですよ。

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