スクーター、バイクを購入したけど、加速スピード、最高速が落ちてきた。
原因は?
4ストスクーター、バイクの加速スピードや、最高速が落ちてくる原因は様々です。
症状を見ていきながら探っていきましょう
✔️本記事の内容
- 4ストスクーター、バイクのスピードが出ない原因
- 自分でやる整備の紹介
✔️本記事の信憑性
筆者は20年近くアメリカン、ジャイロ系スクーターに乗っており今までジャイロキャノピー、ジャイロX、ジャイロUP、スティードを10台乗ってきました。自分でできる範囲の整備はやってきたので、参考にしてください。
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4ストスクーター、バイクのスピードが出ない原因
4ストスクーター、バイクのスピードが出なくなる原因は様々です。
まずは簡単に整備できるところから調べていきましょう。
エンジンオイルの不足、劣化
エンジンオイルが十分に入っていないと、エンジンが本来の性能を発揮できません。
50ccの場合はオイルの量が非常に少ないので、こまめな点検が必要です。
バイクに乗っていて、自分でオイル交換をしたことある人なら経験したことがあると思うのですが、オイル交換の際に、廃オイルが入れた量よりも減っていることがあります。
なぜ減るのか疑問に思っていましたが、自分なりに調べた結果、オイル下がりであろうということです。
エンジンを開けて見たわけではないので憶測ではありますが、カーボン噛みの症状が出始めたあたりから、オイル交換時の減りが明らかなことがわかりました。
そのため吸排気バルブからオイル下がりしているのではないかと思われます。
オイル交換の際に、廃オイルが真っ黒になっていたらカーボン噛みを疑っていいです。
カーボン噛みは基本的には、吸排気バルブをオーバーホールするしか改善する方法はありません。
カーボン噛みの症状が軽いうちは、オイル交換の交換頻度を上げて対応していきます。
50ccのスクーターのオイル交換の目安は、2000km程度と言われることが多いですが、50ccの場合はオイル量が少ないので1000km以内の交換がお勧めです。
50cc以上のバイクの場合のオイル交換の目安は2000km~5000kmまたは半年毎に交換しましょう。
オイル交換のやり方はこちらをご覧ください。
どのバイク、排気量でもやり方は同じです。
ドレンボルトの場所などが異なりますが、ドレンボルトからオイルを抜いて、新しいオイルを入れるだけです。
スクーターの場合、ウエイトローラーの消耗があります。
エンジンオイルに問題が無い場合、駆動系が消耗しているかもしれません。
スクーターは車でいうところのオートマチックです。
外観ではわかりませんが、クラッチなどがありちゃんと変速しています。
その変速を促しているのが、ウエイトローラーです。
ウエイトローラーが下記写真のように消耗していると、変則がきちんと行われないために、本来のスピードが出なくなります。
本来は丸なのですが、少しかけているのがわかるでしょうか?
こうなるとうまくギアが変速されずに、スピード、パワー共に落ちてしまします。
部品自体は1500円程度なので自分で交換する場合は安く交換できます。
交換方法は下記をご覧ください。
スクーターは基本同じ構造なので、下記記事を参考にしていただけてば作業はできます。
5000〜10000kmを整備せずに超えている場合は、ドライブベルトなども考えられますが、重たいものを載せている人以外は、ウエイトローラーの場合が多いです。
ドライブベルトも少しづつ消耗して、細くなっていきますのでウエイトローラー交換の複数回に一度は交換することをお勧めします。
カーボン噛み
エンジンオイルもウエイトローラーも問題ない場合は、カーボン噛みかもしれません。
私が乗ってきた経験で言うと、ウエイトローラーやエンジンオイルと複合的に発生していることも多いです。
気をつけて見ていきましょう。
カーボン噛みが起こると、本来のパワーが出ず、スピードに影響が出てきます。
カーボン噛みの場合対処が必要になります。
4ストジャイロ系だけでも10年以上複数台乗っているので、いろいろな故障を体験してきました。
自分自身知識がなく、多少の故障はだましだまし乗っていましたが、何もしないとバイクの寿命を短くしてしまいます。
もしカーボン噛みの症状が出たら、近くのバイクショップや行きつけのバイクショップに相談しましょう。
私の体験した4ストジャイロキャノピー、ジャイロXのカーボン噛みの症状を書いていきます。
- エンジン始動時にエンジン回転数がすぐに上がらない。
- 走行中信号で止まった際にエンストする
- エンストした際にエンジンが再始動しない。
- エンストした際にキックスターターが軽い。
- アクセルのレスポンスが悪い。
以上などが挙げられます。
仕事など外出先では、スターターを回し続ければエンジンはかかります。
もしエンジンがかからなければ、エンジンの焼きつきも考えられます。
焼きつきの場合は、エンジンのオーバーホールをしないと治ることはありません。
↓カーボンを簡単に除去するには?
カーボン噛みを起こしにくくするには?
カーボン噛みが起こる原因としては、燃料の不完全燃焼が挙げられます。
では、不完全燃焼はなぜ起こるのでしょうか?
原因はいくつか考えられます。
- エンジンが暖まっていない状態で、燃料を大量に送り込んでいる
- 走行中にアクセルを開けすぎている
- エアクリーナーエレメントの詰まり
- スパークプラグの劣化で燃焼仕切れていない
- 低回転での走行が多い
他にもあると思いますが、代表的なものはこんな感じです。
カーボン噛みを起こしにくくするには、日頃のメンテナンスが非常に重要です。
定期的なオイル交換、スパークプラグの交換、エアクリーナーエレメントの掃除、交換などを常に意識しておくといいです。
もう一つは、走行中のアクセルワークです。
信号待ちなどからのスタートでいきなりアクセル全開や、必要以上にアクセルを回さないことが重要です。
排気量が小さくパワーがないので、ついアクセルを開けがちになりますが、全開したからと言って早く動くものでもありません。
ちょっとした気遣いでカーボン噛みを起こしくくすることはできます。
さらにもう一つ考えられるのは、スピードリミッターが効いてしまっていることです。
4ストジャイロキャノピー、ジャイロXにはスピードリミッターと回転数のリミッターが装備されています。
リミッターが効いてしまうと、本来スパークプラグから発生するスパークを発生させずにスピードを制御されてしまいます。
そのため燃料は送られているのに燃焼しないということがエンジン内で起こります。
4ストジャイロキャノピー、ジャイロXは55km/hでリミッターが効く設計になっています。
ですのでどれだけアクセルを回しても、55km/h以上で走行することはできません。
リミッターを効かさないためにもミニカー登録をしていたとしても、50km/hで走行するのが良いです。
原付の登録で使用している方は、30km/h以上で走行できず、回転数が上がらないために不完全燃焼が起こります。
たまに高回転にしてあげる必要があります。何か方法を考えて高回転で少しの間走らせてください。
バイクを長く気持ちよく乗るためにも、日頃のメンテナンスと乗り方を心がけて行ってください。
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